ナマステー!Pさんです!
■19日
奇跡的にデリーを脱出し、寝台列車で目覚めるとそこは砂漠の街!
↑位置的にはこの辺り。もうパキですね、軽くパキってます。笑
駅が既にオシャンティ^ ^
デリー同様、ここも宿での宿泊はなしで、キャメルツアーでの砂漠泊のみ。
宿泊がないと送迎もないやろうし、灼熱の下歩くかぁーとか考えてたら、『東京パレス〇〇様(俺の名前)』の紙持ってるインド人が!
まさか迎えがあるなんて思ってなかった!ラッキー!笑
街の建物はキレイな造りをしてて、デリーとの違いにびっくりした!
特に東京パレスはすごかった!
↑ホテル東京パレス。マハラジャかて。笑
キャメルサファリだけやのに、シャワーとドミは自由に使っていいよ、やって!
すげー、さすが日本を名乗るだけはある!笑
とりあえずドミに荷物を置いて、街を散策。
城から街を見渡せるらしいので、まずは城へ。
道中、ちびっ子達に遭遇。
↑恥ずかしがったり、笑ってくれたり。
『何か書くもの(ペン的なモノ)をちょーだい!』といってきた。
うーん、、、1本ペンがあるけど。
よし、あげよ!
するとちびっ子達はキャーキャー叫んで大喜び。
もっと欲しいって言うから、もうペンはないよって言うと、じゃあ10Rpちょうだい!って。
衝撃やった。この子達は、お金より字を書くためのペンの方が欲しいのだ。
勉強のためかな?何か考えさせられる瞬間やった。
城周辺は黄金色の建物ばっかりで、面倒な客引きもなく、本当に落ち着いて観光できた。
↑街並み。It’s so beautiful!
一瞬でデリーの嫌なこと忘れた。笑
城から街を見渡してみる。
↑城から見下ろした景色。
なるほど、確かにゴールドシティ。
これ、夕陽の街はまじでゴールドになるやろうなぁ、なんてエキゾチックな街なんや。
…俺はキャメルサファリでの1泊だけやから、ゴールドな街は見れないけど。笑
さすが砂漠の街、あまりに暑いのでインド風パンツを購入。
宿に戻るなり着替えてみた!
↑紫の派手派手君。結構良い感じ。
さて、屋上のレストランはと…
これまた絶景!いい雰囲気!
↑ソファ席から城が見える。
キャメルサファリ出発前の腹ごしらえで、ビリヤニ(焼き飯と炊き込み御飯の中間みたい)と、レモンラッシーを注文。
↑これが美味すぎた!
デリーではろくなもん食べへんかったから、初めてインドでまともに飯食った気がした。笑
ロビーでは日本人が何人かいて、そのうち5人がキャメルサファリ参加者。
ホテルから1時間、ラクダが待機してる場所まで車で移動。
日本人5人+オーストラリア人2人+中国人1人
ぎゅーぎゅー詰め。暑い。
いろいろ話してると、そのうちの一人がまさかの大学の後輩であることが判明。
世界は狭いなぁ。笑
ラクダ使いの現地人に交代して、キャメルサファリスタート!
ひとこぶラクダに鞍を乗せて、またがる。
俺の相方は、長いまつ毛がステキなやつ。
↑ラクダって、めっちゃおとなしい。笑
初めてラクダ乗ったけど、結構揺れる。
のっしのっし歩く感じ。
おじさんが横でラクダを引いて歩くから、ヒトの歩く速さってことね。笑
灼熱の中、小一時間ほど歩くと、荒野が砂漠になった。
うわー、砂漠や。アラバスタや。
↑エピソード オブ アラバスタ
とか、いろいろ妄想してると、急にチャイニーズなメロディが。
振り返ると中国人の女の子が、iPhoneで音楽を流してる。
チャイニーズメロディ→洋楽→つじあやの
なんでインドまで来て、砂漠で『風になる』聴かなあかんねん!!!笑
ほんま、チャイニーズはマイペースやなぁ…笑
砂漠を少し歩いたところで、今日宿泊場所に着いた。
…というか、何もない。
ちょっと木があって、何気なく風を遮れるくらいかな。
何も言わず、黙々とご飯の支度を始めるラクダ使い達。
俺らは適当に砂漠で遊ぶことにした。
砂漠で寝転がったり、ワンピース風の写真撮ったり、夕日を見たり。
↑ワンピース風、仲間たち。
↑中国人の提案で始まった、『砂漠転がり大会』
↑風で刻一刻と、砂の模様が変わる。
みんなでワイワイして夕日が沈む頃、ご飯ができた!→写真なし。泣
何もない所に布団だけ敷いて、食卓完成。
カレーと米とチャパティ(ナンの劣化版)。スプーンなし。
おけ、手で食いますよ、インドやし。
右手左手は?と聞くと、up to youですって。
そーなん、左で食いますよ。笑
うまーーーーい!!!カレーうまい!
砂がジャリジャリ言うてるけど、味はうまいよボス!笑
手で食うってのも、この場合は大事なんかな。
せっかくやから、ビールも飲んだ。
ぬるいけど、これはこれでうまかった。
ほんまはキャンプファイヤーやら色々イベントがあったはずなんやけど、日帰りの人たちを送ったまま、ラクダ使いのボス1人を残して現地人はいなくなった。
そのまましばらくダラダラ。
みんなで歌歌ったり、写真撮ったり。
キャンプファイヤは?ってボスに聞くと、渋々火を起こしだした。めっちゃこじんまりしたやつ。
これは…キャンプファイヤーというのか?笑
チャイあっためる用の焚き火やんけ。笑
一同、キャンプファイヤーに感動はなく、火は一瞬で消えた。笑
程なくして、寝床の用意。
適当に、砂漠にポンポン布団投げていく感じ。
↑翌朝撮影。ザコ寝もいいとこ。笑
布団はお世辞にもキレイとは言えんかったけど、今の自分の方が汚いし気にはならんか。笑
雲ひとつない晴天やけど、月がほぼ満月やったから、この時点で星はあんまり見えず。
特にすることもないから、虫除けして、マスクして、ウインドブレーカ着て、布団に潜り込んで、早々に寝る。
夜中、あまりの寒さに目が覚めた。
…!!!
ふと空を見た。
つか外やから、空は丸見えなんやけど、満天の星空。
10時頃に一番高い位置にあっただろう月が、今何時かわからんけど、空にはなくて、気づけば星空になってた。
すごい。
あー、一眼レフあれば、星空写真撮るのに。笑
その瞬間起きてたのは自分だけみたいやったけど、入れ替わりでみんな星空は見たらしい。
時々、野良犬がハァハァ言いながら通過したり、カラスが群がってきたり、なかなか日常では体験出来ひん睡眠時間を過ごした。
砂漠で星見ながら寝るって、贅沢やなぁ。
砂まみれのカレーと水、あとその辺で星見ながら寝る、それだけでも幸せを感じようと思えば思えるんやな。
■20日
朝起きると、チャイが温められてた。
相変わらずジャリジャリ言うけど、寒い朝にはありがたい。
朝ごはんはカレー味のヌードルと、パン、とゆで卵。
↑パン的なもので、ヌードル的なものを挟む的な動作で食べますよ。
カレーは昨日と同じかな?
でもパンですくって食べるヌードルは、また違う味がして美味しかった。
片付け終わったら帰路へ。
ホテルに戻ると、メンバー何人かで屋上レストランで昼飯食べた。
オムレツがうまいって聞いてたから、チーズオムレツ。これがクソうまい。バナナラッシーと一緒に。
↑最強チーズオムレツ
17日に日本を出発する時以来、初のシャワー。
気持ち良すぎ。笑
17時ジャイサルメール発の電車に、自分含めて5人乗ることになってた。
目的地はそれぞれやけど、宿からまとめて送ってもらって、それぞれの車両に乗り込んだ。
俺は2等寝台で予約してたのに、1等寝台で席が取られてた。
やったぜ!列車関係は色々大変やったけど、こういうプラスのこともあるんやな。笑
さぁ、次はピンクシティこと、ジャイプールへ!
と言っても、着いたその日の夕方に、バラナシ行きの寝台列車に乗るんだが…そろそろベッドで寝たい。笑
おじさんに席を入れ替わってもらい上段で9時前から爆睡。
ジャイサルメールは改めてゆっくり来たい、と思った。
一緒にキャメルサファリに参加したメンバーも最高でした☆
■21日
列車はほぼ定刻通りにジャイプルに到着!
と言っても5時前!やることない!笑
↑夜明け前の街。野良犬多し。
とりあえずリキシャーで市街地へ。
暗がりの街中を涼しいうちに歩き回って、地図を頭に叩き込む。
↑風の宮殿。
↑朝日に輝く、ピンクシティの門。
↑建物が全部ピンク色なわけですね。
バザールがいくつもあるけど、もちろんこの時間は空いてない。
ひたすら歩き続け、朝9時にOpenするジャンタルマンタル(天文学系の施設)を見た。→よく分からん。笑
↑日時計とか、星座がわかるやつとか色々。
そのあと朝飯へ。
そこそこちゃんとしたレストランかな?チーズのクレープみたいなやつを注文。
↑パン生地より、もっと薄くてパリッとしてた。
これがまた激ウマ!カレーと、ココナッツ、トマトケチャップソースの3種類。
このカレーはうまかった!
チーズの濃厚さと、それに負けないカレーのスパイシーさ!
バザールが徐々に開き始め街が活気付いてくる。
↑バザールの様子。服が多いけど、基本的には何でもある。
あちこちでホーリー用の粉や、水鉄砲が売られてる。
↑すごい色やけど、無害とのこと。笑
なるほど、明日はバラナシ。ここで先に買っとくか!
ホーリー用の色粉、上下真っ白の服、電車で食べるためのお菓子を買った。
ところで、インド人は陽気というか、人なつっこいというか、笑わしてくるというか、人を楽しませるというか、なんか不思議な人種なんやなぁと思ってきてる自分がいた。
デリーで感じたインド人に対しての悪い印象は変わってきてて、同時にインドの空気に自分が慣れてきてるのがわかった。
(他の男店員を指差して)ヒー イズ マ〇コ!ヒー イズ マ〇コ!とか言うてニコニコしながらこっちの反応を見てくる。
愛想笑いでニコってしたら、いきなりチ〇ポ!とかデカい声で言う。
やめれ。笑
そんなんも、単に下ネタというより、なんか楽しませようとしてるんやなぁとか思うと、意外に純粋な人たちに可愛ささえ感じてた。
ジャイプールも暑いけど、殆どアーケードになってて、道も碁盤の目みたいで歩きやすかった。
中心部は、さながら京都の四条河原町って感じ。
学生もいっぱいいて、デリーとは違う活気があった。若者の街なんかな?
ひたすらバザールをジャイープル駅に向かって歩いてたら、住宅地に入ってしまった。
するとちびっ子達が遊んでて、俺を見つけると駆け寄ってくる。
Hello!How are you!で、握手。
俺がお菓子持ってるの見てスナック!スナック!→スナックよこせと言うている。
日本やったら、見知らぬ、しかも外人に声かけていく子供っておらんよなぁ。てか、無視しろって教わるしね。
こんな子供の頃からの環境が、人なつっこいインド人を作るのかなー。
さて、バラナシ行きの電車に乗るとちびっ子が一人、俺のお菓子を狙って二段ベッドにあがってきた。
↑ジャイプール駅。
↑カオス。笑
↑遊び相手がいないのか、しつこく上に登ってきた。笑
そのうち俺のケータイで遊び出し、最後は取っ組み合いに。で、下の人にむっちゃ怒られる笑
子供って、無邪気でいいなぁー。
こんな子がデリーの詐欺師に…はならないでね。笑
前日5時にジャイプルついて、そこから歩きっぱなし。
さすがに疲れが溜まってたから、すぐに寝てしまった。
↑決して広くはないけど、それなりに快適。
バラナシに着くのは、予定では10時半。
爆睡しても余裕起きれる!
顔も黒く焼けて、髭も伸びて、髪もボサボサで、いよいよインドらしさが出てきた。笑
↑ちなみに、途中の駅から乗る人たちはこんな感じ。笑
■22日
朝起きてから、下段ベッドが空いてたから、窓の外を眺めてた。
欧米?の女の子が、向かいで旅の日記を書いてる。
あ!俺もや!と思い、ケータイのメモに思いを綴る。
外の景色は、さながら『世界の車窓から』。
田舎の風景の中、ポツポツ人がいて、生活を営んでいる。
このインドの旅、というか沖縄の旅で思ったけど、どこで何して生きててもいいんやなぁって。
俺がインドの喧騒に埋もれてようが、沖縄の海ではしゃいでようが、大阪でせっせと働いてようが、他人には関係ないし、自分の心の居場所を探して旅しててもいいよね。
いったい、人は何に縛られて生きてるんやろ。
家族?安定を捨てる不安?世間体?常識?
たった一度の人生、自由に生きていきたいものですなぁ。
あと、1時間ほどでバラナシ。
また、考え変わるかな。