【旅】行くぜホーリー!インド一人旅①(出発〜デリー到着編)

ナマステー!Pさんです!

 

バラナシでのホーリーに参加すべく、インド行きを決意したPさん。

※ホーリー祭…インドでは、春の訪れを祝うお祭りらしいのだが、それが世界有数のクレイジーで危険な祭りというではありませんか。笑

 

タイのフルムーンパーティーも行きたかったが。笑

酒より楽しい世界がそこにあると信じてインド行きを決定!!!

 

初インドのため、バラナシ以外にどこ行くか検討。

 

 

そもそも日程は10日間ほど。うーん、短い。

あとあと考えればINとOUTで空港を変えれば良かったんやけど、何も知らん状態やったからIN/OUT共にデリーで航空券を手配。

 

一応るるぶ的なものも入手して、インドには何があるか調査。

ガンガーのあるバラナシ以外に、アーグラ、ジャイプール、ジョドプル、ジャイサルメールなどなど。

 

ふむふむ、砂漠で一泊はありやな!ということで、ジャイサルメールとバラナシを軸にスケジュールを組んだ。

 

 

都市間の移動はほぼ寝台列車になるとのことで、10日の大半は列車移動になる見込み。

まぁ、なんとかなるやろ!笑

 

というわけで、以下がこの旅のスケジュール。

■スケジュール
17日 日本発 16時55分
18日 深夜2時 デリー着 &夜行列車でジャイサルメール 17時35分発
19日 11時30分 ジャイサルメール着 キャメルサファリで砂漠1泊
20日 キャメルサファリ後、ジャイサルメール観光 そのまま夜行でジャイプール 17時発
21日 4時50分 ジャイプール着 そのまま夜行でバラナシ 15時45分発
22日 10時30分 バラナシ着
22-24日 バラナシ泊 ※23日がホーリー祭
25日 夜行でデリー 23時58分
26日 14時35分着 3時30分発のフライトで日本へ
27日 18時30分 関空着

宿に泊まるのは、バラナシでの3泊のみ!ハード。笑

 

いや、列車と砂漠で爆睡したらええ!

なお、ホーリー時期のバラナシは危険なため、外国人観光客は出入り禁止になる宿かある。

俺は宿に事前確認し、ホーリーでも外出できる宿を予約したけど、ホーリーに参加する人は気をつけて!
※ホーリー時期は宿も列車も、事前に予約する方が無難です!

 

 

さて、いざ出発ーーー!

■17日

↑peachじゃないので、terminal1から出発!

 

関空から出発!
前日まで石垣にいたから、一旦荷物を詰め替えての再登場。笑

 

中国東方航空ですって。初めて聞きましたよ。

事前のリサーチでは、デリー到着はどうしても夜中になり、宿への移動時にタクシーで詐欺に遭うトラブルが頻発しているとのこと。

 

世界最悪の空港だと。

 

だから、夜中に着いたら、税関通らずに朝まで空港で待機するのが一番だと。

 

 

まじかよ。
どんな空港やねん。笑

 

しょっぱな挫かれるわけにはいかんので、空港で待機するようにしよう。

 

上海で乗り継ぎ、ようやくデリーに到着!

↑機内食。真ん中のココナッツぽいのは、タイ米。笑

 

■18日
インディラガンディー国際空港。きれい。意外。

 

両替は空港が一番レート悪いという海外旅行の定説があるにも関わらず、勢いに任せて200ドルをルピーに両替。

早速外に出たくなる気持ちを抑え、空港内のカフェで一旦落ち着く。

↑インド風カレーパン?美味。

 

カフェラテと、ZestyPotatoなるカレーサンドイッチ的なものを頬張る。

うまい。しかし空港価格の450Rp。

 

…スタバより高いやんけ。笑

 

 

さて、空港から市街地への移動はMetroが安心だと聞いてたので、Metroが動き出す5時過ぎまでカフェで粘り、いよいよ外へ。

早速インド人が声かけてくる。

 

『Hello,friends!』で、握手。馴れ馴れしい。

どこから来た、どこへ行く、宿はどこだ、タクシーどうだ、などなど、いきなり質問攻め。

俺はMetroに乗るんだ!と伝え、インド人を振り切る。

 

へへ!俺は詐欺なんかにはやられねぇよ!

↑案内板に従って、Metroへ。

 

鼻唄歌いながら、さっそうとMetroの駅を目指す。

 

 

…が!
なんとチケット売り場に人がいない。

券売機らしいものを発見するも、画面は『Out of Service』

 

え?
チケット買えないよ?

 

 

通りがかりのインド人に聞いても、今日はMetroは動いてないから、電車乗れないよ、的な返答。

…やばい、予定と違う。笑

 

しばらくウロウロしたけど、結局チケットは買えず、空港に戻ることに。

 

さっき見事にかわしたハズのあのインド人が、嬉しそうに声かけてくる。

 

 

負けた…この瞬間、何かを諦めた。

 

というのも、日本を16時に出て、デリー着が深夜3時過ぎ。朝まで時間つぶして、体力的にも限界が近かった。

とりあえずコンノートプレイスという中心地あたりに行きたいと伝えると、50Rpで連れて行くという。

 

安い。怪しい。

 

まぁいいや、ボラれても大した金額じゃないし、それ以上に、もう気を張ってれない。

 

 

で、タクシー乗車。

空港から市街地は20キロくらいとのこと。

1キロあたり50Rpね、とタクの運ちゃん。

 

は?ほんなら1000Rpくらいになるよ?!

『キロあたり』という部分を聞き落としてたらしい。もうええわ、1000覚悟でいこ。

 

道中、とにかく喋りまくるタクの運ちゃん。

どこから来た、旅は何日の日程だ、今日の宿は、デリーの次はどこだ、移動手段は何だという定番の質問から、
彼女はいるのか、何人いるんだ、インド人のちん◯んはデカいけど日本人はちっさいよなぁハッハッハッ!みたいな下ネタまで。苦笑い。

 

急に、列車のチケットを見せてみろ、と言うので見せたら、これでは乗れない!と言いだした。

 

実はジャイサルメールにある宿でキャメルサファリを予約したんやけど、面倒くさそうな列車の手配も併せてお願いしてた。

だから、乗れないはずはない。

 

これでは乗れない。カードは持ってるのか。このチケットは現地人用で、ツーリストはこれではダメだ。とかわめいてる。

俺が政府管轄の観光局に連れて行ってやるから、そこで手配し直せ!DTTDCっていう所だ!!!

みたいな流れで、勝手にいきなり目的地から遠ざかり始めた!

 

 

 

STOP!!!!!!

(DTTDCを語る悪徳旅行社で高額ツアーを組まされたって話は聞いたことあるぞ!これはやばい!こいつは絶対パチこいてる!)

 

もういい!ここで良いからすぐ降ろせ!!

 

無理やり車を停め、どこかもわからん場所で降りた。きっちり1000Rp請求されたが、想定内なので払ってすぐ車を飛び出した。

 

呼び止めようと、後ろからごちゃごちゃ言うてくるが、スーパー無視!

 

iPhoneでMAPを開いたら、コンノートプレイスから結構離れてる。

 

 

 

クソインド人め…!笑

 

仕方なくコンノートプレイスまでてくてく歩く。


↑コンノートプレイス近辺。道路は舗装されてるが野良犬多し。

↑街並み。砂埃、ゴミ、う◯こ、オートリキシャー多し。

 

2秒後、インド人が声をかけてくる。

日本人らしく、あかんと思いながらも、愛想よく返事をしてしまう。

散歩してるだけだ、と言うと、俺も散歩してるんだとか言うて、ニコニコしながら並んで歩いてくる。

そして、調子に乗って質問攻め。

 

いい靴履いてるね、何歳?、どこから来たの、どこ行くの、移動手段は?、DTTDCって知ってる?などなど。

 

 

ええ加減にせーーーい!!!笑

 

歩きながら一人考える時間もくれないインド人たち。

こりゃ気持ちが折れて詐欺にもかかってまうやろ!笑

 

さすがに心がすり減って、駆け込んだのはまさかのサブウェイ!笑

とりあえずサンドイッチを食べ、コーラを飲み、一息つく。食べてばっかりやんけ。笑

 

外は日が昇り始め、気温は急上昇。歩く気にもならん。

 

あ!
とりあえずニューデリー駅に行ってみよう!
ほんで、パハールガンディーとかいうメインバザールを歩けばいいやん!

 

今晩の夜行でジャイサルメールに向かうため、デリーでの宿はナシ。荷物背負ったまま、また歩き始める。

 

交通量も多く排ガスがすごいけど、空気が乾燥して砂埃もすごい。
1日歩いてたら、喉がやられてしまうな。

 

 

ニューデリー駅の入り口で、またもやインド人に捕まる。

 

おい、駅に入るのにはチケットいるぞ!今ストライキが起きてて、チケット無しでは入れないんだ!チケット見せてみろ!

 

チケット見せる→これはダメやからDTTDC行け!俺がリキシャーに交渉してやる!

 

またかい!ええねんDTTDCは!はいはい、後で自分で行きます!歩いて行きますよー!!!

 

 

ええ加減イライラしてきて、何が本当かも分からず、かなり心はくじけそうになってた。

 

列車のチケットも、『もしかしたら手違いで現地人用のチケットを手配してしまってる?』とか考え出して、何を信じていいのか分からなくなった。

 

チケット手配を依頼したホテル東京パレスに連絡を取ったら、『お持ちのチケットで列車は乗れるのでご安心ください』との返答。

デリーなら『シゲタトラベル』が相談に乗ってくれるかも、と教えてもらった。

 

すぐさまシゲタトラベルを目指す。

ホテルの1階に入ってるその旅行社は、日本語ペラペラのラジェンダーさんがいて、

・話しかけてくる奴は無視せなあかん
・駅には当然、誰でも入れる
・列車のチケットは絶対人に見せてはダメ

と教えてくれた。

 

確かに、警備員でもないやつが駅の入り口でチケット確認なんかせんよな。笑

 

そして、列車の時間までトイレやロビーを使っていいよと言ってくれた。

一息ついて気が楽になり、気を取り直して観光することにした。

 

リキシャーを捕まえて、デリーを観光。

フユマーン廟、レッドフォードだけでいいって言うてるのに、列車まで時間があるからインド門やガンディー記念館も行こう!と。

 

こっちの運ちゃん、『いらない』って言うても絶対引き下がらない。

 

もはやげんなり、とりあえず任せてみた。

写真も時々撮ってくれるんやけど、どこの何ていう建物かも分からんままハイスピードで観光は進む。笑

 


↑謎の建物A。

↑インディラガンディー記念館。全く興味なし。

↑インド門。なぜかこれ以上接近もしてくれない。雑な観光。笑

まさかの大通りを挟んで記念撮影。笑

 

↑フユマーン廟
タージマハルの廉価版みたいなイメージ。まぁまぁ迫力はあった。

↑フユマーン廟の内部。透し彫りから射す光はキレイ。

↑レッドフォード。

 

そうこうしてるうちに、いきなりショッピングモールに寄ろうと言い出す運ちゃん。

 

いらんって言ってるのに、15分で良いから見てみろ、と例のごとくかなりのゴリ押し。

道中やし良い商品がいっぱいあるから!と、あまりにしつこいので仕方なくオッケーした。

 

すると、市街地を抜けて、町外れの一軒家の前で止まった。

 

 

ドアが開き男が出てきて、こっち来い、みたいな合図。

入り口を覗くと地下に続く階段。→真っ暗。

 

 

これはあかん!
ボッタクリ旅行社よりヤバいかもしれん!笑

 

おい!ここはショッピングモールじゃないやんけ!はよ次の目的地連れて行け!!!

 

とブチ切れて、何とか一軒家には入らずに逃げ切る。

 

 

運ちゃんのしぶしぶ感にはさすがにイラついて、次の目的地で降ろせ!もうそのあとは要らん!と伝える。

↑リキシャーのクソドライバー

 

とにかく早朝からのvsインド人で疲れたので、早めに駅に行って列車でのんびりしたい、もう早く横になりたい。笑

 

 

オールドデリーに移動して、駅に入る。

↑オールドデリー駅。

↑こんな感じで、列車のホームを確認。

 

初列車のため、勝手も分からず、掲示板見てホームに行く。

マクドがあったけど激混みで買えず、売店で何味かわからんサンドイッチを2つ買い、列車に乗る。

↑カチカチのパン、辛めの具。クソマズ系。

 

しかし…電車わかりにくすぎ!
始発やから早めにウロウロできたからいいけど、途中乗車を5分では無理やろ!笑

 

奇跡的に自分の車両が見つかって、居場所を確保できた。

↑登りにくい二段ベッド。

↑二段ベッドの上からの景色。意外と快適。

↑トイレはただの穴。全部線路へ落としていくタイプ。笑

 

台湾人のKevenが隣にきて、片言の英語でいろいろ話した。束の間の癒し。

インドに来て、客引き以外の人間と初めてのまともな会話。笑

 

すでにマトゥラでのホーリーに参加したという。ジャイサルメールまで一緒!おぉ!心強い!

が、オンラインで予約してて、まだ席は確定しておらず、本当は俺の横ではなかった。。笑
(インドの列車では良くある)

 

まぁいいよねー、何とかなるっしょ!ハハハ!みたいなノリで、お互いそのままベッドメイキングをして寛ぐ。

 

早朝からのインド人との熾烈なやりとりもあって、俺は早々に寝てしまった。

 

 

…すると夜中、いきなり電気がついて、インド人の怒号が聞こえてきた。

なんや???

どうやら、Kevenの席に新しくインド人が来て(本来の席の人?笑)、別の車両に移れと言っているらしい。

 

次の駅で隣の車両に移れと。こえーーー。

朝起きるとKevenの姿はなかった。笑

 

ほんま、チケット手配は任せてよかった。

 

 

 

デリーからジャイサルメールまでは約1000キロ、11時間の旅。

 

この時点では、2度とインド来ねえと感じてた。笑

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